海外電力関連 トピックス情報

[EU] EC委員、原子力に関する新たな協働を呼びかけ

2022年11月29日

欧州委員会(EC)のシムソン エネルギー担当委員は2022年11月11日、欧州原子力フォーラムで講演し、原子力の未来は非常に明るいものの、克服すべき課題も多く、政策立案者、産業界および技術分野のリーダーは協働して好機を実現するよう呼びかけた。
まず、エネルギー安全保障に関し、EU加盟5カ国が原子燃料供給をロシアに決定的に依存しているため代替燃料の確保方策を議論していることや他の多くの国も転換・濃縮役務などでのロシア脱却が課題とした。
気候変動対策では、再エネを補完する安定したベースロード電源として原子力の必要性を指摘した。
民間投資については、現在の原子力発電容量の維持に約3,500億~4,500億ユーロ、さらに既設炉の長期運転には450億~500億ユーロの投資が必要だとした。
小型モジュール炉などの革新的な原子力技術は、他のエネルギー源との組み合わせによる系統安定性や供給保証の向上、一層の電化推進、水素製造、熱供給などにも貢献でき、関係者でSMRに関する最良の規制アプローチを開発することが課題とした。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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