海外電力関連 トピックス情報

[米国] NET Power社、CO2の排出がほぼゼロの初の商業規模ガス火力を建設へ

2022年11月29日

NET Power社(本社:ノースカロライナ州ダーラム)は2022年11月7日、CO2や窒素酸化物などの大気排出がほぼゼロとなる世界初の商業規模レベルの天然ガス火力発電所をテキサス州オデッサ近郊に建設する計画を公表した。
同発電所は、同社が研究・開発を進める「アラムサイクル」と呼ばれる熱力学サイクルを用いた設備で、高温・高圧のCO2によりタービンを回して発電することで、ガスタービンによる発電とCO2の回収が同時に実現可能であり、最終的にCO2を回収・貯留(CCS)する設計であるという。
なお、NET Power社は、同型式による熱出力5万kWの試験プラントをテキサス州で稼働させており、2021年11月にはテキサス州の電力網への系統接続を達成している。
なお、同計画の資金調達に関して、インフラ投資・雇用法(IIJA)やインフレ抑制法(IRA)に基づくCCSに対する補助金や融資の機会を活用する方針であり、2026年の稼働開始を予定しているという。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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