米国原子力規制委員会(NRC)は2023年1月19日、ニュースケール社製小型モジュール炉(SMR)の設計認証(DC:Design Certification)審査に関し、認証に必要となる最終規則を連邦官報で公開した。
同年2月21日に発効するとしている。
DC審査は連邦規則10CFR52に規定されており、最終規則とはその附則を指す。
同附則が発効することで、当該設計は米国内で建設可能な標準設計の一つとして認証され、今後、建設運転一括許認可(COL:Combined Construction and Operating License)の申請者は設計に関する審査を受ける必要がなくなる。
同社の設計はDCとして7番目、SMRとしては初の認証例となる。
なお、今回公開された最終規則は同社の電気出力5万kWのSMRについてのものである。
同社は2023年1月1日、同7万7,000kWに増強したSMRについてもDC審査の一部である標準設計承認(SDA:Standard Design Approval)の申請を行っている。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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