海外電力関連 トピックス情報

[フランス] ANDRA、HLW最終処分施設の建設許可申請書を政府へ提出

2023年2月2日

フランス放射性廃棄物管理機関(ANDRA)は2023年1月16日、同国北東部ムーズ/オートマルヌ県にまたがるビュールで高・中レベル放射性廃棄物深地層処分場(Cigéo)を建設する許可申請書(DAC)をフランス原子力安全局ASNへ提出した。
Cigéoはビュール近郊の地下約500ⅿの安定した粘土層の中に建設され、8万3,000m3の高・中レベル放射性廃棄物(HLW・ILW)を保管する予定である。
同申請審査はASNが主導し、放射線防護・原子力安全研究所(IRSN)の支援を受け、常設の専門家集団も参加する技術審査が約30カ月続いた後、地方と国の関係当局の意見を収集する協議段階を経て、2026年に一般市民が意見を述べる公開討論が予定される。
ASNの助言を踏まえ、最後にCigéo建設着手を可能とする許可発行へと続く。
なお、Cigéoは可逆性の原則に基づき、少なくとも100年間、将来世代が定期的に再評価し、管理方法のアップグレードや処分された廃棄物の回収を保証するという。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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