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[英国] BEIS、ネットゼロレビュー報告書を公表

2023年2月2日

ビジネス・エネルギー・産業戦略省（BEIS）は2023年1月13日、2050年ネットゼロ目標の達成に向けたレビューの結果報告書を公開した。
同レビューはエネルギー安全保障とネットゼロ目標を両立しながらいかにして経済成長につなげていくべきかを検討したものであり、2022年9月から実施していた。
報告書では、英国がネットゼロ目標を活用しグリーン雇用の創出など経済成長につなげるべきと指摘し、ネットゼロへの取り組みを強化しなければ大きな機会損失につながるとして2025年までに実施すべき25の行動案を提示した。
一部具体案としては、2024年までに家庭用ガスボイラーの設置禁止時期を確定し禁止時期を現行案の2035年から2033年に早めること、脱炭素技術への投資促進に向けた支援制度の在り方を2023年末までに見直すこと、2035年までに太陽光発電を7,000万kW導入することを視野に2023年内に導入促進に向けたタスクフォースを設置すること、原子力発電所の新設やCCUS（炭素回収・有効利用・貯留）、水素の普及に向けたロードマップを年内に作成すること、などが挙げられている。

【情報提供：一般社団法人海外電力調査会】