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[ポーランド] 教育科学省、SMR導入に向けPKN Orlen、6工業大学と人材育成

2023年2月14日

ポーランド教育科学省、エネルギー大手PKN Orlenおよびワルシャワ工科大学など同国の6工業大学は2023年1月31日、原子力導入に向けた人材育成のため、新しい原子力コースを新学期から開設する趣意書に署名した。
その際、PKN OrlenのオバジテックCEOは記者団に対し、2038年までに79基のGE日立ニュークリア・エナジー社の小型モジュール炉（SMR）「BWRX-300」をポーランドに建設する計画を明らかにし、建設予定地25カ所を2023年4月に発表するとコメントした。
同SMRプロジェクトは、PKN Orlenが化学会社Synthosと2021年に設立した合弁会社ORLEN Synthos Green Energy（OSGE）によって進められ、2030年までに初号機の稼働を目指している。
Czarnek教育科学大臣は、低炭素エネルギーの原子力は同国経済にとって重要で、科学と企業が相互に発展していくための協力が必要だとした。
同省は今後、原子力分野だけでなく化学、電気、安全保障、環境保護、サイバーセキュリティなどの専門家に対する需要も高まるとし、SMR1基当たり100人の専門職が必要と見積もっている。

【情報提供：一般社団法人海外電力調査会】