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[欧州] 西欧原子力規制者会議、SMRなどの国際協調審査に関して提言

2023年4月25日

西欧原子力規制者連合（WENRA）は2023年4月6日、欧州における小型モジュール炉（SMR）および先進モジュール炉（AMR）の設計の安全審査を国際協調して効率的に行うための提言を発表した。
SMRやAMRのビジネスモデルでは、同じものを多く作る必要性から、ほぼ同様の設計により、複数の国で許認可が取得できることを前提としている。
このため、規制機関は、ベンダー、事業者、政府などから、自国安全審査を効率的に進めるため、規制要件の国際的調和、許認可プロセスの合理化、安全審査の国際相互承認が求められている。
そのために産業界は、審査が効率的に進められるよう設計を十分に成熟させ、各国の法律や規制の枠組みを包括的に理解し、各国規制当局にタイムリーに設計書類を提出することが必要だとしている。
またWENRA は、規制要件の明確化による審査効率化のためのベンダーや関係者との早期連携、炉設計の複数国での共同審査、他国の規制機関による評価の活用を検討すべきとしている。

【情報提供：一般社団法人海外電力調査会】