海外電力関連 トピックス情報

[イタリア] 議会下院、政府に原子力の再導入の検討を求める動議を承認

2023年5月25日

イタリア議会下院は2023年5月9日、同国の脱炭素化プロセスを加速させるため、国のエネルギーミックスに、代替クリーンエネルギー源として原子力を含めることを検討するよう政府に求める動議を承認した。
フラタン環境(エネルギー安全保障担当)大臣は、下院が政府に明確な方向性を与えてくれたことに感謝し、今後は欧州のパートナーと原子力発電について協議し、EUが設定した脱炭素化目標の達成を目指して今後数十年間のエネルギーミックスに原子力をどのように組み入れるか、最大限の注意を払いながら検討していくとしている。
報道によると、メローニ首相は2022年10月の就任以来、原子力発電推進の立場を示し、2023年1月に同国原子力協会は化石燃料とロシア依存を減らすため、原子力発電計画の再開を含む国家エネルギー政策を策定する必要があると発表していた。
同国は1987年の国民投票で脱原子力を決め、1990年までに全炉を閉鎖した。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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