[カザフスタン] 政府、初の大型炉建設予定地の公開討論で地元住民が支持と発表
2023年9月6日
カザフスタンのエネルギー省は2023年8月22日、同国初の大型原子炉建設地として選定したアルマトイ州ジャンビル地区ウルケン(アルマトイの北西350km)で公開討論が開催され、原子力発電所建設に地元住民は賛成していると発表した。
報道によると同省は、地元住民が同地域での原子力開発を支持し、地域の社会経済的発展にとっての重要性を指摘したとし、すべての利害関係者の意見を考慮するため、他の地域での追加討論を求められているという。
同国の原子力法は、原子力発電所建設に地元同意が必要とし、地元住民の態度を見極める目的で公開討論を義務づけている。
また、同国のエコロジー法は、発電所建設のプロジェクト文書を評価する公聴会を義務づけており、同文書作成後の環境評価段階で行われる予定。
同省が再確認したサプライヤー候補は、中国核工業集団有限公司(華龍1号)、韓国水力原子力発電(APR-1400)、ロシア国営原子力企業ロスアトム(VVER-1200とVVER-1000)およびフランス国営電力EDF(EPR-1200)の4社。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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