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[米国] コンステレーション、クリントン発電所の60年運転をNRCへ申請

2024年2月29日

コンステレーション社（本社：メリーランド州ボルチモア）は2024年2月15日、イリノイ州のクリントン原子力発電所1号機（BWR：106万2,000kW）の初回の運転ライセンス更新（ILR）申請を米国原子力規制委員会（NRC）に提出した。
この申請は、当初の40年間の運転期間を20年延長し、60年運転を実施することを目的としたもの。
NRCでは申請書類の妥当性の審査が行われており、書類に不備がないことが確認されれば、詳細な安全性と環境影響の審査プロセスが開始される。
同発電所の運転認可は2027年4月までであり認可が得られれば、2047年まで稼働できるとしている。
同社は、今後の政策と市場の状況により実際の運転期間を決定する。
なお、2024年2月時点で米国において稼働中の原子力発電所93基のうち84基が、ILRの実施により60年運転のライセンスを取得しており、同発電所は、残り9基のILR未認可プラントのうちの1基である。

【情報提供：一般社団法人海外電力調査会】