海外電力関連 トピックス情報

[フランス] オランダ企業、フランスに商用MOX燃料製造を目指す新会社を設立

2024年4月18日

オランダの特殊金属会社AMG Critical Materials(AMG)社は2024年4月4日、プルトニウム(Pu)・ウラン混合酸化物(MOX)燃料の商用製造施設を開発するため、フランスのグルノーブルにNewMOX社を設立したと発表した。
NewMOX社は、AMG社のエンジニアリング子会社でドイツのハナウにあるALD Vacuum Technologies(ALD)社の子会社として設立。
ALD社は、Puと劣化ウランから商用MOX燃料を製造する焼結炉システム技術を持ち、同社のMOX技術は、ドイツ、米国、フランス、ベルギー、英国で応用され、最近では中国にも納入している。
AMG社によると、現在世界で保管中の民生用Pu総量380tをMOX燃料に転換すると150億~200億ドルの商業的価値があるという。
AMG社のシンメルブッシュCEOは、「NewMOX社の目的は、概念設計と実現可能性調査から始めて、MOX燃料を製造する民生用Puリサイクル施設の建設と運営体制の構築」と述べた。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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