[ノルウェー] 新たなSMR建設候補地、最大5基の建設可能性の評価作業を開始
2024年4月18日
ノルウェーのノルスク・ケネルクラフト社は2024年4月4日、ベルゲン西方のオイガルデン市で最大5基の小型モジュール炉(SMR)の建設可能性を評価する作業の開始を発表した。
同社は報告書を石油・エネルギー省に送付し、同省は同報告書について自治体、住民、産業界から意見を聴取する予定。
同省が承認すれば、報告書と意見は影響評価の基礎になるという。
広さ250エーカー(約1km2)の候補地は、コルスネス工業地帯に隣接し、前オイガルデン市長のルーグノ氏が所有するが、同氏はSMR建設用地として同社が取得することで合意。
同社のヘスタマーCEOは、「調査作業に前向きな自治体が非常に多くなり、将来の原子力発電所の建設可否の判断の基礎となる情報が集まっている」と述べた。
同社はオイガルデン市とは別の4自治体におけるSMR導入をフィンランドのTVO Nuclear Servicesと共同調査中の他、ハルデン市などとSMR建設を調査する新会社ハルデン・ケネルクラフト社を設立している。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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