[米国] 原子力発電所直結のデータセンター新設、CT州議会で議論に
2024年5月1日
2024年4月8日付の報道によれば、不動産開発業者のNE Edgeがコネチカット州(CT)のミルストン原子力発電所2、3号機(PWR:90.8万kW/120.9万kW)に隣接する土地で大規模データセンター(DC)を建設する計画を進めている。
DCは30万kW(州全体の平均電力の9%以上)を消費する見込みであり、同州最大の電力消費施設となることから、州議会のエネルギー・技術委員会は、DCが送電網に与える影響を調査する法案を可決した。
一方、ネッド・ラモント州知事(民主党)や州の経済開発当局は、DCによる経済効果を重視し、調査の実施を批判しているという。
なお、NE Edge社は同発電所を所有するドミニオン・エナジー社との交渉によって、ミルストン発電所とDCを直結し、送配電コストの負担がなく割安な電力を確保する一方、州の再エネ・エネルギー支援プログラムに30年間で10億ドルを拠出する案を示している。
ただし、これらの条件は正式な合意に至っていないという。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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