[米国] 研究報告「原子力の鉱物掘削影響度は太陽光・風力の3分の1以下」
2024年6月5日
米国カリフォルニア州バークレーに本拠を置くブレークスルー研究所は2024年4月25日、原子力による発電電力量単位(100万kWh)当たりの鉱物採掘「影響度(フットプリント)」は、陸上風力や太陽光に比べて3分の1以下であるとの研究報告書を発表した。
同研究所のSeaver Wangらは、クリーンエネルギーの議論を建設的に前進させるため、異なるクリーンエネルギー技術に必要な原材料の採掘「影響度」、すなわち採掘に要する土砂、岩石、金属などの量を最新のデータを用いて分析・比較した。
同分析によると、石炭火力に必要な燃料(石炭)の採掘に伴う影響度は、陸上風力の少なくとも20倍で、ガス火力の燃料(天然ガス)採掘の影響度は陸上風力の少なくとも2倍になるとしている。
一方、低炭素技術の中では、原子力の採掘影響度は、実用規模の太陽光の30%であり、また陸上風力に対しては23%であることを示した。
同報告書は、重要な鉱物の必要量についても原子力は他の低炭素技術の11~38%だと分析している。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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