海外電力関連 トピックス情報

[フランス] 2023年の温室効果ガス排出量が前年比5.8%減少

2024年6月5日

大気汚染調査技術センター(CITEPA)は2024年5月23日、2023年のフランス国内での温室効果ガス排出量が前年比で5.8%減少し、3億7,300万CO2換算tまで低下したとする調査結果を発表した。
これは、1990年以降で最低の排出量であった2020年の記録(3億8,900万CO2換算t)を更新するものである。
CITEPAは減少の主な要因として、原子力発電の出力増大と再エネ新設に伴う低炭素電源発電量の増加、2022年以降の電力消費量の減少を挙げており、エネルギー部門の排出量は前年比で17.9%減少したと述べている。
一方で第2次国家低炭素戦略(SNBC)では、森林・土壌の温室効果ガス吸収量を2030年までに4,000万~4,500万CO2換算tに引き上げる目標を掲げているが、2015年以降繰り返されている干ばつや樹木の病害、伐採量の増加といった複合的な要因によって吸収量が2,000万CO2換算tにまで減少したとの指摘もなされている。

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

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