[ノルウェー]政府、将来電源としての原子力を評価する委員会を設置
2024年7月5日
ノルウェー政府は2024年6月21日、将来の電源としての原子力を評価する委員会を設置したと発表した。
オスロの気候・環境研究機関シセロのハルヴォルセン所長が委員長を務め、2026年4月1日までに報告書を提出する予定。
アースランドエネルギー大臣は、原子力が気候危機と電力需要の増大に応えられる排出ゼロの安定電源として期待されているとする一方、社会の多くの分野に影響を及ぼして慎重な対応を要するエネルギー源でもあるため、同国の電力システムにおける原子力に関する最新の確かな知識を得る必要があるとしている。
同委員会は、コスト、計画、技術、廃棄物管理、核不拡散などの複雑な問題に対する幅広い評価を行い、専門家グループの支援を受ける。
同国議会では原子力技術への支持があるとされ、複数の自治体が関心を示し、同国のノルスク・ケネルクラフト社が2023年11月と2024年6月に複数の自治体における小型モジュール炉(SMR)建設に関する調査計画案を石油・エネルギー省へ提出している。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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