[カナダ] OPG社、グリーンファイナンスを新規原子力発電にも拡大
2024年7月18日
オンタリオ州営電力(OPG社)は2024年6月25日、2021年のグリーンボンドの枠組み(GBF)に代わり、原子炉の新設を含む広範なクリーンエネルギー技術などへの資金提供を行う持続可能な金融の枠組み(SFF:Sustainable Finance Framework)を発表した。
カナダで最初にグリーンボンドを発行した電力会社のOPG社は、子会社分と合わせ2024年3月末時点で30億加ドル(約3,530億円)以上を発行する同国最大の企業発行体。
2022年にはGBFを既設炉の保守・改修資金に充当できるようにし、ダーリントン原子力発電所の改修向けに、初の原子力グリーンボンドを3億加ドル(約353億円)発行した。
SFFは、既設炉の保守・改修に加え、小型モジュール炉などの新規原子力プロジェクト、水力発電所の改修、太陽光・風力・水素製造などの再生可能エネルギー、クリーン燃料貯蔵、洪水や異常気象に対する適応力と回復力の開発などの資金調達に利用できるという。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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