[フランス] EDF、SMR「Nuward」の設計を既存技術ベースの仕様に見直しへ
2024年7月18日
フランスの主要メディアは2024年7月1日、フランス電力会社(EDF)が開発中の小型モジュール炉(SMR)「Nuward」(PWR、17万kW×2モジュール)の設計について、実績のある既存技術に基づいた仕様に見直す決定を下したと報じた。
Nuwardの開発は現在、基本設計段階にあり、発電所のレイアウト、系統、設備などの詳細な検討が進んでいるが、EDFおよび開発担当子会社のNuward社は、「SMR市場の動向や開発から得られた教訓を受けて戦略を転換させる決定を下した」とコメントしている。
報道によるとEDFは、2026年の詳細設計の開始と正式申請、2030年の実証炉着工(建設期間は約3年)を目標としており、スウェーデンのVattenfallやチェコのCEZなど潜在顧客の意向を考慮し、超過コストや工程遅延の懸念を払拭するための決定だったとされている。
なお、設計見直しに関する新たな行動計画は今後数カ月以内に公表される予定と報じられている。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
海外電力関連 トピックス情報
-
2024年11月28日
-
2024年11月28日
-
2024年11月28日
-
2024年11月28日
-
2024年11月28日
公式Twitterアカウントのご案内
海外電力関連 トピックス情報は、以下の電気事業連合会オフィシャルTwitterアカウントにて更新情報をお知らせしております。ぜひ、ご覧いただくとともにフォローをお願いいたします。
- アカウント名:@denjiren