[米国]ARPA-E、使用済燃料の核変換技術の開発に4,000万ドルの資金を提供
2024年8月2日
米エネルギー省(DOE)のエネルギー高等研究計画局(ARPA-E)は2024年7月16日、使用済燃料(UNF)の放射能を低減させる核変換技術の開発に4,000万ドルの資金を提供することを発表した。
核変換は核反応によって同位体を別の同位体または元素に変換するもので、同局は核変換技術を用いることでUNFの処分期間を数千年短縮できる可能性があるとしている。
今回の資金提供は、現在商業的に貯蔵されているUNFの量、容積、放射能有効半減期などの大幅な低減が経済的に実現可能となることを目指す「NEWTON」プログラムの一環で、同プログラムでは(1)核変換を起こすための粒子ビームの技術開発、(2)ターゲットとなる材料のモデリングや製造、(3)開発した技術を用いた核変換施設の技術経済分析およびライフサイクル評価の3点を目標としている。
コンセプトペーパーの提出期限は2024年8月16日となっている。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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