[チェコ・韓国]チェコ政府、原子炉増設の優先請負業者としてKHNPを選定
2024年8月2日
チェコ政府は2024年7月17日、同国のドコバニおよびテメリン原子力発電所における、原子炉増設の優先請負業者に韓国水力原子力発電(KHNP)を選定したことを明らかにした。
これは、フランス電力EDFのEPR1200型とKHNPのAPR1000型の提案について、チェコ電力ČEZの子会社EDUIIなどによる、発電単価を含む様々な観点からの評価に基づくものである。
KHNPの入札額は、同場所、同時期での2基建設の場合、1基当たり約2,000億CZK(約1兆3,500億円)であったという。
フィアラ首相は「KHNPの提案は、十分なエネルギーを経済的に確保するという我々の目標を満たし、かつチェコ産業界の約60%が関与することで、経済の発展の大きな弾みとなる」と述べた。
両者は今後、ドコバニ5、6号機の2基建設と、テメリン3、4号機の拘束力のある最長5年間のオプション契約の交渉を開始し、2025年3月末までの調印を目指す。
また初号機の試験運転は2036年、商業運転は2038年を目標としている。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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