[ロシア]ベロヤルスク4号機(BN-800)、世界初のMA含有MOX燃料を装荷
2024年8月2日
ロシア国営原子力企業ロスアトム傘下のロスエネルゴアトムは2024年7月10日、ナトリウム冷却高速炉のベロヤルスク原子力発電所4号機(BN-800、約89万kW)において、「世界初」のマイナーアクチニド(MA)含有のプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を装荷したと発表した。
MAであるアメリシウム241とネプツニウム237を含む3体の先行使用燃料集合体(LUA)は、規制当局である連邦環境・技術・原子力監督局の承認後、ロスアトムの鉱業・化学コンビナート(MCC)で2023年後半に製造された。
これらのMOX燃料は今後、約1年半にわたりBN-800で試験照射される。
MAは、使用済燃料に含まれ、放射性毒性が強く、寿命の長い成分である。
同発電所のシドロフ所長は、「高速中性子炉を使ってMAを(核変換により)除去できれば、原子燃料サイクル全体から生じる放射性廃棄物の量を減らすことができる」と述べた。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
海外電力関連 トピックス情報
-
2024年11月28日
-
2024年11月28日
-
2024年11月28日
-
2024年11月28日
-
2024年11月28日
公式Twitterアカウントのご案内
海外電力関連 トピックス情報は、以下の電気事業連合会オフィシャルTwitterアカウントにて更新情報をお知らせしております。ぜひ、ご覧いただくとともにフォローをお願いいたします。
- アカウント名:@denjiren