[世界] 2023年の世界の原子力発電量は2兆6,020億kWhで前年に比べ増加
2024年9月5日
世界原子力協会(WNA)は2024年8月20日、2023年の世界の原子力発電量が2022年から580億kWh増の2兆6,020億kWhであったことを「World Nuclear Performance Report 2024」において明らかにした。
WNAによると、原子力発電は2023年の世界の電力の9%を供給したほか、発電量の増加についてはフランスにおける原子炉の再稼働が大きく寄与したと説明している。
原子力発電所の稼働率は2022年から1%増の81.5%となり、2000年以降高い値を保っている。
また、2023年末時点で運転中の原子炉は437基で、2022年末時点から5基の原子炉が停止、同数の5基が新たに送電を開始したため基数の増減はない。
2024年8月時点で、15カ国で建設中の64基の原子炉のうち、中国の30基を含む3分の2以上がアジアにあるとし、さらにガーナ、ポーランド、フィリピンなど20カ国以上の新規参入国が自国初の原子炉建設に向けて準備している。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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