テネシー渓谷開発公社(TVA)の理事会は2024年8月22日、テネシー州オークリッジのクリンチリバーサイトにおける小型モジュール炉(SMR)の設計および開発を支援するプロジェクトに1億5,000万ドルの資金を追加することを承認した。

同社は2022年2月に同プロジェクトに対して2億ドルを拠出しており、今回の追加によって総額は3億5,000万ドルに達する。

同プロジェクトはTVAが先進原子力技術を探求するための体系的なロードマップを提供するとしており、これには様々な原子炉設計および将来のエネルギー需要から当該の施設が必要とされる可能性のある地域の両方を含むとしている。

また、その最初に取り組む課題の一つは、同サイトに軽水炉型SMRを配備するための建設許可申請書の作成だとしている。

TVAは、GE日立社と「BWRX-300」(30万kW)の設計を支援するための話し合いを行っている。

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

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