[ウクライナ] エネルゴアトム、AP1000の新規建設用地をチヒリンに取得
2024年9月12日
ウクライナ国営原子力公社エネルゴアトムは2024年8月27日、4基のAP1000による新発電所建設に向けて、チヒリン市議会が同用地の譲渡を決定したと発表した。
同国では、原子力発電増強計画の一環として、新規原子力発電所の適地調査が行われており、チェルカシー地方のチヒリンが有望とされた。
その結果、同市議会がエネルゴアトムによる恒久的な土地利用のための開発許可を発行し、総面積38.1493ヘクタールの土地区画を同社に譲渡することを決定した。
同社には、旧ソ連時代に新発電所建設地として選ばれ、その後放棄された近隣の衛星都市オルビタの開発も期待されているという。
同社のコーチン会長は「エネルゴアトムは、オルビタを復活させ、最も近代的な町にする。このプログラムは、戦後の復興と国のエネルギー安全保障維持のための重要な投資となる」と述べた。
同国は、ウェスチングハウス(WH)社のAP1000を9基建設する計画である。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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