[ロシア] ロシアのエネルギー計画草案、新たな原子力発電の拡大を打ち出す
2024年9月24日
ロシアの統一エネルギーシステム会社は2024年9月3日、2042年までにロシア国内に34基、2,800万kWもの原子力発電所を新設することを盛り込んだ電力設備計画案を公開した。
同計画では、2042年までに原子力発電の割合を18.9%から23.5%に増加させることを提案している。
例えば、クルスクⅡ(VVER-TOI、4基)、コラ(VVER-S/600、3基)、スモレンスク(新VVER、2基)や、沿海地方とハバロフスクのそれぞれにVVER-S/600型2基による新発電所が予定されている。
また、ノリルスクではRITM-400型4基による低出力原子力発電所が建設されるという。
ロシア国営原子力企業ロスアトムのリハチェフ総裁は「新計画は、原子力の割合を2045年までに25%にするというロシア連邦大統領の命令を実行する一環となる」と述べた。
草案は同年9月20日まで意見公募され、修正された後、政府に提出され、ロスアトムは12月に署名されることを期待している。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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