[韓国] 「SMART」を改良した「SMART100」、標準設計承認を取得
2024年10月17日
韓国原子力安全委員会(NSSC)は2024年9月26日、韓国水力原子力発電(KHNP)、韓国原子力研究所(KAERI)などが開発した小型モジュール炉(SMR)「SMART100」(System integrated Modular Advanced ReacTor 100)の標準設計承認(SDA)を発行した。
SMART100は、2012年7月にNSSCがSDAを発行した既存モデルSMARTの改良型で、完全受動的安全系を採用し、熱出力は33万kWから36.5万kWに、電気出力は10万kWから11万kWに向上している。
サウジアラビアのアブドラ国王原子力・再生可能エネルギー都市公団(KA-CARE)は、開発が行き詰まっていたSMARTの設計改良の段階から参加しており、2019年12月にKAERIおよびKHNPと共同でSMART100のSDAを申請していた。
今後サウジアラビアにおけるSMART100の建設基盤の構築と中東や東南アジアなど第三国のSMR市場への進出が期待されている。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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