海外電力関連 トピックス情報

[スウェーデン] SKB、使用済燃料最終処分場の建設・操業の環境許可を取得

2024年11月7日

スウェーデンの土地・環境裁判所(MMD)は2024年10月26日、放射性廃棄物管理会社(SKB)の使用済燃料の最終処分場(フォルスマルク)とカプセル封入施設(オスカーシャム)の建設・操業に関する環境許可を発行した。

これによりSKBは森林伐採、掘削作業などの準備作業が開始できることになった。

対象は、同国の12基の原子炉(うち稼働中6基)から出る放射性廃棄物であり、今後の新設分は対象外だという。

MMDは、許可と合わせ騒音、排水などの環境保護対策を含む適用条件も決定しており、SKBはこれに基づき、情報保存や閉鎖後のモニタリングなどを行う必要がある。

また、トンネル掘削などは、放射線安全局(SSM)の承認が必要で、SSMは原子力活動法に従い、処分場の段階的な審査を継続する。

なお、最終処分場の建設はカプセル封入施設より2年早く開始され、両施設とも2030年代半ばに稼働開始予定。

また事業は70年以上継続するとされる。

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

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