イタリアの電力ガス規制機関(AEEG)は3月30日、4月からの家庭用電気の規制料金を5.8%値上げし、さらに5月から約4.0%値上げすると発表した。4月の値上げは規制料金単価見直しに伴うもので、AEEGは2010年末の水準から約38%高くなっている石油価格を反映したものとし、5月からの値上げは、再生可能エネルギー買取負担の増加によるものとしている。本来、4月から再生可能エネルギー買取負担を反映させるが、家庭用需要家や企業の負担を考慮し、値上げの実施を5月からとしたという。

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