英国の系統運用事業者であるナショナルグリッドは2012年6月28日、同国のエネルギー業界の大多数は2020年までに最終エネルギー消費に占める再生可能エネルギー比率を15%に引き上げるという目標が達成困難と考えていると発表した。同社が発表した英国のエネルギー動向の予測報告書への意見集約の結果によるもの。回答者のうち、12%が期限内の目標達成は可能としているのに対して、79%が目標達成は2021年から2030年の間になると答えている。政府の統計によると、2011年における再生可能エネルギーが最終エネルギーに占める割合は3.8%で、同社は目標を2020年に達成するには、今後12カ月から18カ月で洋上風力発電の開発が大幅に進む必要があると指摘している。

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