2013年12月12日付の機関紙によると、米国物理学会は「原子力発電所を80年間まで運転継続することに技術的な障害はない」とするレポートを発表した。米国では運転ライセンスの延長により60年間までの運転が許可されているが、60年を超える運転期間延長については、現在、政府や産業界で調査研究が行われている。今回のレポートでは「米国原子炉の運転期間を60年で制限し、2030年以降に順次廃炉となれば、米国は電力不足に陥る」と予測するとともに、「再生可能エネルギーがベース電源になる準備ができていない時には、原子力はクリーンなエネルギー源となる」とも指摘している。

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