オランダの電力会社、EPZ2014年6月22日、同国で唯一運転中の商用原子力発電所であるボルセラ1号機(加圧水型軽水炉、出力50万kW)で、MOX(ウラン・プルトニウム混合酸化物)燃料を用いた発電を開始した。今年5月28日から約1カ月行った定期検査期間中に合計24体の燃料集合体を交換し、そのうち8体にアレバ製のMOX燃料を装荷した。同国での本格的なプルサーマル発電は今回が初めて。同発電所では全炉心121体に対し、最大48体のMOX燃料を装荷可能であり、今後の燃料交換時にも12体程度のMOX燃料を装荷していく予定である。

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