2015年5月6日、数百人の人々がイリノイ州議会議院に集まり、同州の原子力発電所の継続的な運転を基礎とした低炭素エネルギーの法案を通過させるよう求めた。

彼らは同法案の投票を行うことになるイリノイ州議会の議員に同法案に賛成する1万人以上の署名の入った請願書を届けた。

同州では6つのサイト、11基の原子力発電所で州の二分の一の電力をまかなっているが、Exelon社は昨年そのうち5基の経済性の乏しい原発を、早期廃炉にする可能性があるとしていた。

同州による試算ではそのような事態になった場合、年間18億ドルの経済活動での喪失と最大5億ドルの追加のエネルギーコスト、CO2排出量の増加、失業率の上昇といった深刻な影響を及ぼす可能性があるという結果になっていた。

法案の成立には議会を通過した後、州知事の最終承認が必要になる。

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