オーストラリアのアボット保守連合政権は2015年5月8日、2020年の再生可能エネルギーの導入目標について、現行の410億kWhから330億kWhに引き下げることで野党の労働党と合意した。

今後、政府は改正法案を国会に提出する。

同国では、アボット首相が2013年11月に再エネ目標の見直しを表明してから1年以上が経過し、再生可能エネルギー産業にとって投資環境が見通せない不透明な状態が続いていた。

野党は、与党が提示した再生可能エネルギー発電の定義に、木材廃棄物を燃焼するバイオマス発電を追加することには反発していることから、法案審議の段階で再度調整が必要になるとみられる。

 

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