[米] 原子力発電所淡水化設備の地元との共用
2015年7月7日
2015 年6 月18 日付の報道によると、ディアブロキャニオン原子力発電所(カルフォルニア州)の運転者であるPG&E 社は、郡の緊急サービス事務所に山火事対策用の淡水を提供するため、同発電所の淡水化設備の余剰分を共用する5 年の協定を結んだ。
カリフォルニアは4 年連続の干ばつで厳しい水不足に見舞われている。当該淡水化設備は一日当たり150 万ガロン(≒5,670立方メートル)の水を生産できるが、発電所ではその約4 割しか使っていないことから、郡は一日当たり82.5 万ガロン(≒3,120立方メートル)を利用できるようになる。PG&E 社は、「我々はこの地域で生活し、仕事をしている。この地域の安全と幸福を確保することは我々の最優先事項である」と述べている。
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