2015 年6 月29 日付の報道によると、ハワイアンエレクトリック社は、州公益事業委員会に新規ルーフトップPV(屋根型太陽光発電)設置者の負担を増加させる料金計画を提出した。

計画では、ルーフトップPV で発電された電力のうち系統への逆潮流分に対する電力会社の買取単価を大幅に引き下げている(オアフ島:29.5 セント/kWh→18 セント/kWh、ハワイ島:35.9 セント/kWh→22.5セント/kWh、マウイ島:35.1 セント/kWh→23.1 セント/kWh)。ハワイアンエレクトリック社によると、例えばオアフ島における同社の発電コストは約12 セント/kWh であり、ルーフトップPV の優位性は変わらないとしている。

また、基本料金についても25 ドルに値上げする計画である(現状、オアフ島:17 ドル、マウイ島:18 ドル、ハワイ島:20.5 ドル)。

HECOはルーフトップPV の増加によって、PV を設置していない需要家の送配電コストが年間5,300万ドル増加していると述べている。

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