ゼネラルエレクトリック(GE)社は2015年9月29日、「digital power plant」の概要を明らかにした。
「digital power plant」とは、IOT(※)や、クラウドによるサポートを受けるソフトウェアを備えた次世代型の発電所で、同社の「Industrial Internet」(産業用機器の運用とメンテナンスを、インターネットやソフトウェアを活用し、最適化すること)の取り組みの一つ。
同社は、今回搭載するソフトウェアにより、既存または新設するガス火力発電所について柔軟性と効率性を増加させることで、一つのプラントにつき5,000万ドルから2億3,000万ドルのパフォーマンス改善を目指すとしている。
なお、最初のdigital power plantは、PSGE社の天然ガス火力発電所および、エクセロン社の原子力、天然ガス、風力の各発電所となる予定。
※コンピュータなどの情報・通信機器だけでなく、世の中に存在する様々な物体(モノ)に通信機能を持たせ、インターネットに接続したり相互に通信することで、自動認識や自動制御、遠隔計測などを行うこと。

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