米国原子力規制委員会(NRC)は2017年5月31日、ドミニオン社がバージニア州ルイーザ郡に計画しているノースアナ3号機(高経済性単純化沸騰水型原子炉、160万kW)の建設運転一括許認可(COL)の発給を承認すると発表した。
今回のCOL発給は、米国で7件目となり、GE日立社製の高経済性単純化沸騰水型原子炉としてはフェルミ3号機に続き2件目。
ドミニオン社のトーマス・ファレルCEOは、「原子力はCO2を出さない安価なベースロード電源で、バージニア州と我々の顧客にとって重要である」としながらも、「ノースアナ3号機の次のステップを決定するため、評価を継続する」とし、すぐには建設を開始しないとの考えを示している。
本計画は、2007年にCOLが申請され、環境審査と安全審査を経て今年の3月にCOL審査の最終段階となる公聴会が開かれていた。

 

【情報提供:一般社団法人 海外電力調査会

 

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