ライアン・ジンキ内務長官は2018年3月6日、テキサス州ヒューストンで開催されたエネルギー会議において、風力発電は製造・輸送過程で二酸化炭素排出が多く、また風力発電により、年間75万羽の鳥が死んでいると発言した。
これに対して、全米オーデュボン協会(非営利環境保護団体)は、風力発電での鳥の衝突死は内務長官の発言より少ない年間14万~32万8,000羽(見積)であり、また鳥類にとっては、風力発電よりも地球温暖化の影響の方が大きいとしている。
同協会は、地球温暖化が進行すると、2080年までに少なくとも北米の鳥類種の半数が絶滅するとし、化石燃料発電の削減とカーボンフリー電源への移行を強く訴えている。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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