台湾電力公司は2018年3月14日、燃料価格が上昇する中、政府の指示により石炭火力発電所の運転を抑制したため、LNG火力発電所の発電電力量が増加し、2018年1~2月の2カ月間に合計47億元(約171億円)の赤字を計上したと発表した。
同社は、2017年決算で769億元(約2,800億円)の赤字を計上したことから、2018年2月末時点の累計赤字額が816億元(約2,970 億円)になった。
このため、同社は、経済部に電気料金値上げを申請することにしている。
なお、電気料金は、2016年4月に平均9.56%の値下げを実施したが、それ以降改訂していない。
現在の電気料金は、平均2.5488元/kWh(約9.3円/kWh)である。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

<参考> [台湾] 2017年のCO2排出量が過去最高に(2017年11月29日掲載)

 

以上