2018年6月18日の現地報道によると、ウクライナのポロシェンコ大統領が、ロシア産の天然ガスをバルト海底を通るパイプラインでドイツへ輸出する計画(「ノルド・ストリーム2」)に対し、実現を阻止するため、EU内の事業者によるコンソーシアムを立ち上げることを表明している。
コンソーシアムに参加する企業は明らかにされていないが、ウクライナのガス輸送システムの管理を実施することなどをドイツ企業に提案しているとされる。
ポロシェンコ大統領は、ノルド・ストリーム2が完成しガス輸送がバルト海ルートで実施されると、ウクライナは現在の国防費に匹敵する約30億ドルの収入を失うことになるとしており、ノルド・ストリーム2は完全に政治的なプロジェクトであるとしている。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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