フランス原子力安全規制局(ASN)は2018年10月18日、2018年11月中旬以降に公表される予定の「エネルギー多年度計画(PPE)」の中で、原子燃料サイクルに係る政策について言及すべきとの意見を表明した。
現在フランス国内では、90万kW級の原子炉でのみMOX燃料を使用可能であるが、130万kW級の原子炉では使用不可であり、同状態が続けば、使用済燃料の貯蔵施設が満杯になるとしている。
MOX燃料使用の手続きも滞っていることから、ASNは、PPEの中で原子燃料サイクルに係る政策に言及することで、手続きが円滑に進むようになることを期待している。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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