エネルギー情報サイトは2019年10月10日、石油・ガスメジャーのShellが英国で、再エネ電力100%を売りものにする小売事業者(Green Star Energy)を買収すると報じた。
Shellは既に小売事業者のFirst Utilityを買収し、Shell Energyとして再エネ電力100%供給を訴求しているが、Shell Energyの実際の再エネ電力割合は3.7%と低く、残りはREGOと呼ばれる証書の購入に頼っている。
REGOは再エネで発電したことを認める証書であるが、安価で購入できるため、大量のREGOの購入による100%再エネの主張には批判も集まっている。
Green Star Energyは(証書ではなく)再エネ電力の購入量が多いことから、今回のShellによる買収でShell Energyの再エネ電力割合が高まることになる。
また、Shell Energyの需要家は82万5,000軒で、買収による20万軒を加え、顧客数は100万軒を越えることになる。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

以上