2019年10月30日付の現地報道によると、ドイツのエネルギー大手Uniperが建設を進めるダッテルン石炭火力発電所4号機(熱電併給、電気出力105万kW)が、2020年夏に運開する予定である。
同国における石炭火力発電については、脱石炭委員会が2019年1月にとりまとめた報告書において、2038年までの廃止および今後の新設を認めないこと等を政府に提言しており、本発電所の運開はこの提言に反することとなるが、政府関係者が同号機の運開は可能と発言した模様である。
これについてはこれまでも、最新型の同号機の建設を中止させる一方で、旧型石炭火力発電所を脱石炭の実現まで稼動させることは環境保護につながらないと批判されていた。 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

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