オラノ・トランスニュークリア(TN)社は2020年1月15日、同社製の使用済燃料乾式貯蔵システムであるNUHOMS EOSへの最初の使用済燃料収納プロジェクトが完了したことを発表した(プラント名は非公表)。
同社のNUHOMSはキャニスタと呼ばれる金属製密封容器に使用済燃料を収納し、それをコンクリートモジュールへ水平に貯蔵するシステムであり、NUHOMS EOSはその最新型。
1キャニスタ当たりの合計最大熱負荷がPWR使用済燃料収納(最大37体)時で50kWと業界最高とされる。
今回のプロジェクトでは296体のPWR使用済燃料が8基のキャニスタに収納され、同社は最後の2基のキャニスタ収納作業が7日(1キャニスタ当たり3.5日)で完了し、従来の同社の1キャニスタ当たり平均4日から短縮できたとし、NUHOMS EOSが有する高い作業性についてもアピールしている。

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

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