オランダ議会は2021年12月15日、自由民主国民党(VVD)、民主66(D66)、キリスト教民主アピール(CDA)およびキリスト教連合(CU)の4党連立に関する協定書を公表した。
同書では、原子力に関して、再エネ電源の補完、水素製造、天然ガスへの依存度低減の観点から、ボルセラ原子力発電所(PWR、約51万kW、1973年運開)の運転期間延長、原子炉2基新設、放射性廃棄物の最終処分の実現を掲げている。
新設のための政府支援については、財政支援、法律・規制整備等を挙げ、2023~2025年の間に合計5億ユーロ(約650億円)の資金援助を行う計画であり、2030年までに総額50億ユーロ(約6,500億円)を投じる見込みである。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】 

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