2021年12月23日付の報道によると、最近実施されたチェコの世論調査において、同国国民の原子力エネルギーへの支持が大きく上昇していることが明らかになった。
調査会社IBRSは、同年10~11月にかけて500人のインタビューによる世論調査を実施した。
その結果、原子力への支持が同年第2四半期に実施した前回の59%から大幅に上昇し65%になった。
これに対し、再生可能エネルギー(再エネ)への支持は、前回の66%から64%に減少した。
IBRSは、原子力への支持の上昇は進行中の欧州エネルギー危機の影響と見ている。
また、同国電力分野の最大シェアを望む発電技術を問う質問では、原子力が48%、再エネが42%を占め、化石燃料の石炭とガスは、それぞれ4%と6%であった。
エネルギー安全保障に関しては、約93%の国民が、同国は電力輸入に依存せず、自給自足で発電を続けるべきだと考えている。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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