ベルギー連立政権のアレクサンダー・デ・クロー首相は2021年12月23日、国内に7基ある原子炉(ドール原子力発電所1~4号機、チアンジュ原子力発電所1~3号機、全PWR、合計約620万kW)を2025年までに段階的に閉鎖することで暫定的に合意したと発表した。
原子炉の閉鎖は2022年に開始される予定。
ただし、最終的な決定は2022年3月を予定しており、提案されている代替電源のガス火力発電所の許可が下りない場合は、2025年以降も原子炉の運転を継続する可能性も含めて他の選択肢を検討するという。
一方、同首相は4年間で1億ユーロ(約130億円)を原子力技術研究に投資する計画もあわせて発表し、同計画では小型モジュール炉(SMR)を重視してフランスやオランダとの協力も視野に入れるという。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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