2022年6月22日付の報道によると、インドの国営発電公社NTPCのGurdeep Singh取締役会長(CMD)は、Bloomberg NEF Summitのパネルディスカッションに参加し、石炭火力発電所の新設の必要性について言及した。
同会長は、石炭火力は同国で電力供給の4分の3を占める主力電源であり、石炭火力発電所の廃止について議論するのは時期尚早であるとの見解を示した。
今後20~30年は石炭火力を主力とする状態が続くとして、石炭火力の発電量の削減に焦点を当てるべきとし、政府が導入を進める再エネ電源の補完として石炭火力を活用することで、化石燃料の使用を削減できるとしている。
また、そのためには老朽化した非効率な設備ではなく、高効率で環境基準に対応した設備を新設することが望ましいとの見方を示した。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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