2022年8月15日付の報道によると、カナダの放射性廃棄物管理機関(NWMO)は、使用済燃料の最終処分場の選定時期を2024年秋まで延期すると発表した。
当初は2023年に2候補地から選定する予定だったが、新型コロナのパンデミックによりコミュニティにおける対面交流が大幅に減少したことなどの理由で遅れるとのこと。
同国では候補地であるイグナス(オンタリオ州)での掘削作業を2021年11月に、サウス・ブルース(同州)での掘削作業を2022年4月にそれぞれ完了している。
選定後は、詳細なサイト特性評価、連邦政府の環境影響評価および許認可プロセスが開始される。
NWMOによると、今回の延期は計画全体のスケジュールには影響を与えず、処分場は2033年に着工し、2040年代前半の操業開始を予定しているという。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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