[米国] ケリー特使、ネットゼロ達成のために原子力活用が不可欠と発言
2023年10月4日
米国のジョン・ケリー気候問題担当大統領特使は2023年9月18日、化石燃料からの脱却を加速させるために原子力エネルギーの活用が不可欠であると発言した。
同発言は、ニューヨークで開催された「Nuclear Energy Policy Summit 2023」におけるもので、同会議は、米シンクタンクのアトランティック・カウンシル・グローバル・エナジー・センターがUAEのエミレーツ・ニュークリア・エナジー社(ENEC)と共同で開催。
2050年のネットゼロ達成には、新たなエネルギーミックスが必要であり、同氏の知るすべての評価で不可欠な要素の一つが原子力であるとし、仮に再エネを5倍に増やしても十分ではないと述べた。
同氏は、ENECなどが同月初旬に立ち上げた、2050年までに世界の原子力発電容量を3倍にすることを目指すイニシアティブ「Net Zero Nuclear」を賞賛。
GE日立(GEH)が同イニシアティブの最初の企業パートナーになったことを明らかにした。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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